「履歴書を拝見しましたが、ここの2社……在籍期間が2ヶ月と非常に短いですね。これはなぜですか?」
面接でこの質問が来た瞬間、心臓が跳ね上がり、冷や汗が出たことはありませんか?
私はあります。何度も。
私は34歳で転職7回。
中には「オープンハウス」を2ヶ月、「飲食業」を2ヶ月という、履歴書の汚点(に見える経歴)を持っています。
普通なら書類選考で落ちるか、面接で詰められて終わりです。
しかし、私はこの質問を逆手にとり、希望する企業から内定を勝ち取ってきました。
その秘訣は、「逃げた」という事実を「戦略的撤退」という言葉に翻訳する技術にあります。
NG回答:「ブラック企業でした」は自爆する
まず、絶対にやってはいけない回答があります。
それは正直に「悪口」を言ってしまうことです。
- 「残業が多すぎました」
- 「上司がパワハラ気質でした」
- 「求人票と内容が違いました」
これらが事実だとしても、面接官はこう思います。
「うちに入っても、また何か気に入らないことがあったらすぐ辞めるんじゃないか?」
面接の場において、「被害者」になることは何のメリットもありません。
魔法の切り返し:ミスマッチを「決断力」に変える
では、どう答えるか。
ポイントは「御社で活躍するために、早めに間違いを修正した」という文脈にすることです。
実際に私がオープンハウスを2ヶ月で辞めた理由を聞かれた時、こう答えていました。
【実際の回答例】
「はい。前職は非常にエネルギーのある素晴らしい会社でしたが、トップダウンのスピードと体力を最優先する文化でした。
入社してすぐに、私の得意とする『顧客とじっくり関係を構築する営業スタイル』とはミスマッチだと気づきました。
このまま会社にぶら下がって給料をもらい続けるのは、会社にとっても私にとっても損失だと考え、『早期に環境を変えて、自分の強みが活きる場所で成果を出そう』と決断し、退職しました。」
どうでしょうか?
事実は「キツすぎて辞めた」だけですが、言い方を変えるだけで印象が変わります。
- 「合わない」と判断するスピードが速い(決断力)
- 会社にぶら下がる気がない(自責思考)
- 自分の強みを理解している(自己分析)
このように、ネガティブな要素をポジティブな要素でサンドイッチするのです。
面接官が見ているのは「再現性」
面接官が本当に知りたいのは、過去の退職理由そのものではありません。
「うちに入ったら、長く活躍してくれるか?」という未来のことです。
だからこそ、
「過去の失敗(短期離職)から何を学び、次はどう活かそうとしているか」
を語れる人間は強いのです。
私は7回の転職を経て、「自分に合う環境」と「合わない環境」を痛いほど理解しました。
だからこそ、面接では「御社のこういう環境なら、私は長く貢献できます」と自信を持って言えるようになりました。
「言い換え」の練習はプロとやろう
とはいえ、自分の経歴(特に失敗談)を、ひとりでポジティブに変換するのは難しいものです。
どうしても言い訳がましくなったり、卑屈になったりしてしまいます。
そんな時こそ、転職エージェントの模擬面接を使ってください。
彼らは何千人もの「短期離職者」を見てきたプロです。
「その退職理由だと印象が悪いので、こういう風に伝えましょう」と、あなたの経歴を「勝てるストーリー」に書き換えてくれます。
面接は準備が9割です。
本番でしどろもどろになる前に、プロ相手に練習して「最強の切り返し」を手に入れておきましょう。
ネガティブな経歴を「武器」に変える
「短期離職」や「ブランク」があっても、伝え方次第で内定率は激変します。
面接対策に強いエージェントで、答え合わせをしておきませんか?
※模擬面接だけの利用も賢い使い方です。