「患者さんの『ありがとう』がやりがいです」
素晴らしい言葉だ。だが、あえて水を差そう。
「ありがとう」で家賃は払えないし、スーパーで野菜も買えない。
私は元営業職で、数字が全てのシビアな世界にいた。34歳で独立した今だからこそ断言できる。
人の命を預かり、夜勤で寿命を削り、排泄介助までこなすあなたたちの仕事は、今の給料ではあまりにも「安売り」されすぎている。
「やりがい搾取」という名の洗脳
病院経営者は賢い。「医療は奉仕の心だ」という美しい言葉を使って、看護師の良心につけこむ。
サービス残業、委員会活動、休日の勉強会強制…。
一般企業なら労基署に駆け込まれるレベルの案件が、病院では「患者さんのため」の一言で正当化される。
これは「奉仕」ではない。「搾取」だ。
自分の市場価値を低く見積もってはいけない。あなたはボランティア活動をしているわけではないのだから。
場所を変えるだけで、年収は100万変わる
私が営業マン時代に痛感したことがある。
「何を売るか」よりも「どこで売るか」の方が、収入には直結するということだ。
看護師も同じだ。
- 経営がカツカツの個人病院:昇給ほぼなし、ボーナス寸志
- 母体が大きな医療法人:定期昇給あり、ボーナス4.5ヶ月
- 美容クリニック:自由診療でインセンティブあり
やっている仕事の「大変さ」は変わらなくても、「身を置く場所」を変えるだけで、あなたの通帳に振り込まれる額は劇的に変わる。
自分の「値札」を自分で確かめろ
今の病院しか知らないと、「こんなもんだろう」と諦めてしまう。
だが、一歩外に出れば、あなたの経験を「月給35万」「40万」で買いたいというオファーはいくらでもある。
転職する・しないは後で決めればいい。
まずはエージェントに登録し、「今の私にはいくらの値がつきますか?」と聞いてみることから始めよう。
